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Microsoft Entra ID(旧 Azure Active Directory)をIdPとしてSAML SSOを設定する

2週間以上前に更新

Centouでは、SAML2.0の規格に対応しているGoogle WorkspaceやOkta、OneLoginなどのIDプロバイダー(以下、IdP)と連携することで、シングルサインオン(以下、SSO)を使ったログインができます。

SAML認証によるSSOは、特定プラン・有料オプションの場合のみご利用いただけます。

このページではMicrosoft Entra IDをIdPとしてSAML認証によるSSOを有効化するために必要な手順を説明します。

[情シスの方向け] CentouでのSSOの概要

SAML認証について、現在対応している内容について記載しております。内容はプロダクトのアップデートに伴い、随時更新いたします。

  • ログイン方法 ... IdP-Initiatedは未対応であり、SP-Initiatedのみ対応しております

  • 許可するドメイン ... 複数のドメインを追加することが可能です。

  • メール認証との併用 ... SAML認証に切り替えた場合、メール認証(メール/パスワードでのログイン)は利用不可になります。

  • プロビジョニング ... 通常は提供しておりません。別途有料オプションでご対応いたします。

アプリケーションの作成

Microsoft Entra 管理センター にサインインし、サイドバーの「アプリケーション > エンタープライズアプリケーション」をクリックします。

「新しいアプリケーション」をクリックし、アプリケーションの作成を開始します。

「独自のアプリケーションの作成」をクリックします。

「独自のアプリケーションの作成」を入力していきます。

  1. アプリ名を入力(例:Centou)

  2. 「ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを統合します(ギャラリー以外)」を選択

  3. 「作成」をクリック

アプリケーションが作成されました。

シングルサインオンのセットアップ

「シングル サインオン > SAML」をクリックし、シングルサインオンのセットアップを開始します。

サービスプロバイダ情報を入力する

「SAML によるシングル サインオンのセットアップ」が表示されます。「基本的なSAML構成」の「編集」をクリックします。

「基本的な SAML 構成」が表示されるので、サポート担当者から受け取ったサービスプロバイダの情報を入力し、「保存」を押します。

入力する項目

入力する値

識別子(エンティティ ID)

受け取ったエンティティID

応答URL(Assertion Consumer Service URL)

受け取った応答URL

サインオンURL (省略可能)

未入力

リレー状態 (省略可能)

未入力

ログアウトURL (省略可能)

未入力

属性とクレームを設定する

次に、「属性とクレーム」の「編集」をクリックします。

まずは、名前IDの設定を行います。「一意のユーザー識別子(名前 ID)」をクリックします。

「ソース属性」として user.mail を選択し、「保存」を押します。

次に、「追加の要求」の欄にクレームが設定されていることを確認します。

Name

Value

http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/emailaddress

user.mail

http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/givenname

user.givenname

http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/surname

user.surname

上記の3つのクレームが追加の要求に設定されていない場合は、「新しいクレームの追加」からクレームを追加してください。

新しくクレームを追加する場合は、以下の値を設定してください。

名前

名前空間

ソース

ソース属性

emailaddress

属性

user.mail

givenname

属性

user.givenname

surname

属性

user.surname

IdP の情報をサポート担当者に共有する

SAML 証明書の「証明書 (Base64)」をダウンロード、Centou のセットアップの「ログイン URL」をコピーしてください。

さきほどコピーした「証明書 (Base64)」と「ログイン URL」に合わせて、「ログインに使用するアカウントのドメイン」の3つの情報をサポート担当に共有してください。

共有していただく項目

備考

証明書 (Base64)

----BEGIN CERTIFICATE----- ~~(省略)~~

-

ログイン URL

https://~~

-

ログインに使用するアカウントのドメイン

[email protected] の場合 centou.design

ドメインは複数指定いただくことが可能です。

Centou(サービスプロバイダ)側のSAML認証を有効化する

共有していただいた IdP 情報をもとに、運営が Centou 側の SAML 認証を有効化します。

有効化が完了次第、サポート担当者からご連絡させていただきます。

Centou 側の SAML 認証が有効化されるまでの間は Centou にログインできませんのでご注意ください。

SSOを使って、Centouにログインする

SSOの有効化が完了した連絡をサポート担当者から受け取ったら、Centou にアクセスします。ログイン画面でメールアドレスを入力し、「ログインする」をクリックします。

※ Centou上でユーザー招待をされていない場合は、ログインができません(1人目のアカウントは運営側で作成・招待をおこないます)。

アカウントの認証情報を入力し、Microsoft Entra ID から Centou にログインすることができます。

もし、有効化した後にSSOによるログインができない場合は、お手数ですがサポート担当者までお問い合わせください。

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