Centouでは、SAML2.0の規格に対応しているGoogle WorkspaceやOkta、OneLoginなどのIDプロバイダー(以下、IdP)と連携することで、シングルサインオン(以下、SSO)を使ったログインができます。
SAML認証によるSSOは、特定プラン・有料オプションの場合のみご利用いただけます。
このページではSAML認証によるSSOを有効化するために必要な3つの手順を説明します。
IdP側での設定:カスタム SAML アプリの追加
IdP側での設定:カスタム SAML アプリの有効化
IdPの情報をサポート担当者に共有する
[情シスの方向け] CentouでのSSOの概要
SAML認証について、現在対応している内容について記載しております。内容はプロダクトのアップデートに伴い、随時更新いたします。
ログイン方法 ... IdP-Initiatedは未対応であり、SP-Initiatedのみ対応しております。
許可するドメイン ... 複数のドメインを追加することが可能です。
メール認証との併用 ... SAML認証に切り替えた場合、メール認証(メール/パスワードでのログイン)は利用不可になります。
プロビジョニング ... 通常は提供しておりません。別途有料オプションでご対応いたします。
1. IdP側での設定:カスタム SAML アプリの追加
Centouでは、SAML2.0に対応したIdPでSSOの設定ができます。
以下、例として Google WorkspaceをIdPとした設定手順を説明いたします。
1-1. カスタム SAML アプリの作成
Google 管理コンソールにアクセスし、サイドバーからアプリ
> ウェブアプリとモバイルアプリ
のページを開き、アプリを追加
から カスタム SAMP アプリの追加
をクリックします。
※ Google Workspaceの管理者権限のアカウントからログインをする必要があります
1-2. アプリ情報を入力する
アプリ名を入力して 続行
をクリックします。
アプリのアイコンはこちらからダウンロードが可能です。
1-3. IdP情報を保存する
続いて、表示される SSOのURL
と 証明書
をコピーし手元に保存してください。後ほどSAML認証の接続を有効化する設定で使います。手元に保存できたら、 [続行]
をクリックします。
1-4. サービスプロバイダの情報の入力
Centou のサポート担当者から受け取った
ACSのURL
エンティティID
を入力しサービスプロバイダの情報を設定します。
※ サービスプロバイダの情報を受け取っていない場合はサポート担当者までご確認ください
また、名前ID
の欄が、UNSPECIFIED Basic Information
> Primary email
になっていることを確認してください。
確認ができたら、[続行]
をクリックします。
1-5. 属性をマッピングする
Googleの情報とCentouの情報を一致させるための項目が、属性になります。デフォルトでは、何も追加されておらず、属性のマッピングをしていただく必要があります。
マッピングを追加
まず、属性のセクション下部にある [マッピングを追加]
をクリックします。
属性の入力
続いて、追加されたインプット欄に以下の情報を入力し、属性を設定します。
Google Directoryの属性 | アプリの属性 |
Primary email | |
First name | |
Last name |
それぞれの属性が追加ができたら、[完了
] をクリックして、カスタム SAML アプリの追加が出来ました。
2. IdP側での設定:追加したカスタムアプリをオンにする
Google内に追加されたCentouのカスタムSAMLアプリを利用できるように、サービスのステータスを オン(全てのユーザー)
に切り替えてください。
上記の例ではすべてのユーザーに対して、SAMLアプリを利用できるように設定していますが、One LoginやOktaなどの認証サービス、もしくはGoogle Workspaceでも設定によっては、
・アプリにユーザー(Centouアカウントを持つ社員)の割り当て
・または、ユーザーが所属する組織部門に対して、アプリを割り当て
を別途行っていただく場合がございます。
参考 :
3. IdPの情報をサポート担当者に共有する
1-3. IdP情報を保存する
で保存したIdPの情報をサポート担当者まで共有してください。設定に必要な情報は、以下の3つの項目となります。
1. SSOのURL | 例) |
2. 署名証明書 | 例) |
3. ログインに使用するアカウントのドメイン | 例) ※ ドメインは複数指定いただくことが可能です。 |
受け取ったIdP情報を元に、運営側でCentou(サービスプロバイダ)側での SAML 認証の有効化が完了次第ご連絡いたします。
4. SSOを使って、Centouでログインをする
SSOの有効化が完了した連絡をサポート担当者から受け取ったら、Centou にアクセスします。ログイン画面でメールアドレスを入力し、[ログインする]
をクリックします。
※ Centou上でユーザー招待をされていない場合は、ログインができません(1人目のアカウントは運営側で作成・招待をおこないます)。
自分のアカウントを選択し、クリックするとSSOを使ってCentouにログインすることができます。
もし、有効化した後にSSOによるログインができない場合は、お手数ですがサポート担当者までお問い合わせください。