Centouでは、蓄積したインサイトを活用してペルソナ、ユーザー像、ターゲットを可視化することができます。
用途別のアウトプットの違い
マーケティングの場面やプロダクト設計の場面など、使われるシーンによって、どのようなタイプのユーザー像を可視化すべきかが変わってきます。
場面 | アウトプット名の例 | 必要な項目 |
プロダクトの利用ユーザーを可視化したい | ペルソナ | ・属性情報 (どのような人か) ・行動情報(As-Is) ・課題やゴール (To-Be) |
マーケティング施策のためにユーザー像を決めたい | ターゲット像 | ・属性情報 ・価値観や志向性 ・タッチポイント |
※1 ペルソナは、「架空のユーザー像」「虚像」のようなイメージがありますが、本来の意味は、ファクトやインサイトをベースにつくられた、ユーザーのモデルです。
※2 マーケティングの場面では、「ターゲットをさらに具体化したもの」として「ペルソナ」と呼ばれることもあります。
上記のように文脈によって、アウトプット名も変わってきます。重要なことは、妄想ではなく、インサイトをベースに作成することで、チームにより納得感をもたらせるということです。
プロダクト設計や開発のためのユーザー像を作成する
Centouで、プロダクトのUI設計や課題発見(Product Discovery)のためのユーザー像(本来の意味のペルソナ)をつくるためには、以下のようなステップを踏むことをおすすめします。
新たにレポートを作成する
まずはCentouへログインし、レポートのページにアクセスしましょう。
「+ 新しくつくる」から作成画面へと移動します。
タイトルを入力し、ビューを「ユーザー像・ターゲット」に指定します。
タイトル名は、任意のタイトルをつけましょう。
複数のユーザー像を記載する場合は、「{ プロダクト名 } + ユーザー像一覧」などでも良いかもしれません。単一のユーザー像の場合は「{ プロダクト名 } + ユーザー像」などとつけると良いでしょう。
インサイトを元に、行動やゴールを入れ込む
「ユーザー像・ターゲット」を選択したら、以下のようにテンプレートが出力されます。
プロダクト文脈のペルソナを作成したことがない場合は、まずは初期設定に沿って項目を埋めてみましょう。
すでにペルソナの作成経験がある方は、項目をアレンジして記載を進めてください。
インサイトが増えるごとに埋めやすくなるため、一度に全て埋めようとせず、分かる範囲で埋めて保存することをおすすめします。
また、「今はインサイトとして出ていないけど、このような特徴がありそう」といった仮定や仮説については、「補足情報」に記載しておくと良いでしょう。
分かる範囲で記載をしたら、「保存する」を押して保存しましょう。
複数のユーザー像をつくることも可能です。
マーケティング文脈でのユーザー像を作成する
Centouでは、広告施策や、サービス立ち上げ時のLP作成など、マーケティング文脈でのターゲットやユーザー像を作成することも可能です。
新たなダッシュボードを作成する
まずはCentouへログインし、レポートのページにアクセスしましょう。
「+ 新しくつくる」から作成画面へと移動します。
タイトルを入力し、ビューを「ユーザー像・ターゲット」に指定します。
施策単位のターゲット設定の場合は、「{ 施策名 } + ターゲット」といったタイトルが良いかもしれません。
一方で、事業やサービス全体のターゲットやセグメントを表す際は「{ 事業名 } + ターゲット一覧」などのような名前が良いでしょう。
インサイトを元に、属性や傾向を入力
ビューを選択したら、テンプレートが出力されます。
マーケティング文脈のユーザー像・顧客像を可視化する際は、(コピーやクリエイティブ、企画に落とし込むために)属性や傾向、志向性について記載しましょう。
記載するインサイトも「〇〇したい」「〇〇と思っている」など、価値観や思考が表れているようなインサイトを主にピックアップしましょう。
また、「なぜ他のターゲットではなく、このターゲットなのか」について説得力を持たせるために、複数のユーザー像をつくると良いでしょう。
C向け(コンシューマー向け)サービスでは、ニーズや属性によってユーザー像を切り分けることがあります。
また、B向け(企業向け)サービスでは、社内の役割・ポジションなどによってユーザー像を切り分けることもあります。