Centouをご利用いただき誠にありがとうございます。あなたの事業が、インサイト起点で大きく成長するように、Centouがあなたの強力な相棒になります。
このドキュメントでは、Centouをスムーズにご利用いただくために「Centouは、どんな考え方で使うと良いか?」をお伝えします。
すでにご利用いただいている方は、社内メンバーへCentouのご説明をいただく際に、ぜひご活用ください。
Centouの考え方
機能自体は非常にシンプルなため、考え方を理解いただくことでさらにスムーズにご利用いただくことができます。
Centouでは、顧客に向き合うほど事業が伸びる仕組みとして、「インサイトマネジメント」という考え方を提唱しています。
インサイトマネジメントの考え方は、以下の2つの特徴があります。
❌ スナップショット的 ✅ 地図的
❌ 一度で結論型ユーザー理解 ✅ 育てる型ユーザー理解
「ユーザーインタビューをやっているのに、事業は伸びていない」「ユーザー理解が社内でキレイゴトのようにしか扱われていない」などのお悩みがある場合は、❌ 部分に陥っていることが多くあります。
✅ 部分を実践することで、そのようなお悩みから解放され、「顧客・ユーザーに向き合うほど、事業が伸びている」状態を生み出すことができます。
1. ❌ スナップショット的 ✅ 地図的
ユーザーインタビューをしているけど、イマイチ何か結果につながった実感がない
チームメンバーで、思い描いているユーザー像が違う
最近きたフィードバックに対処するばかりのプロダクト開発をしてしまっている
声の大きな顧客やビジネスサイドからの要望で、プロダクトの機能開発をするが、結果使われない
記憶に頼ったマーケ施策や商談で、再現性のない施策を繰り返してしまう
などなど...。このような現象の根底にあるのは、あるタイミングごとの、点のユーザー理解しかしていない「スナップショット的なユーザー理解」があります。
このようなユーザー理解では、いつまで経っても意思決定ができず、定性データとしてのパワーを十分に発揮できません。
挙句の果てには「どうせN1の声でしょ」と意思決定の材料にならなくなることもあります。
このような、断片的で部分的なユーザー理解を防ぐためには、全体像を捉えた「地図的なユーザー理解」を行う必要があります。
Centouでは、地図的なユーザー理解に特化して、「事業が伸びる意思決定につながるインサイトの管理」ができるようになっています。
2. ❌ 一度で結論型ユーザー理解 ✅ 育てる型ユーザー理解
ユーザーインタビューは、アカデミックな領域では「質的研究」「定性調査」などとも呼ばれています。
一方で、事業と研究の一番大きな違いは、「区切りがあるかどうか」です。
常に状況が変化するビジネスの現場では、区切りはなく、連続的な活動です。
そのため、ユーザー理解も、この「事業の連続性」を踏まえることが非常に重要です。
連続的な活動においては、一度でまとめて結論を出すような、まとまった調査活動は不向きなことが多くあります。
上記のようなユーザー理解では、デメリットが多くあります。
しっかりした結論を出そうと思えば、リサーチの期間や必要なコストが増える
逆に、コストを低く行えば、薄い結論しか出ないリスクが高まる
活用先も特定の文脈にしか使えず、事業の資産(ストック)にはならない
Centouは、このような「一度で結論型」ではなく、「育てる型」のユーザー理解を行えるように設計されています。
連続的な事業の中で、徐々にデータを充実させていきながら、さまざまな活用先で活用できるような考え方です。
一度で結論型のユーザー理解を、「ウォーターフォール」とするなら、インサイトマネジメントは「アジャイル」なユーザー理解とも呼べるでしょう。
Centouの使い方については、こちらのドキュメントもご覧ください。