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Centouの環境構築を行う

2か月以上前に更新

新しくCentouを導入したタイミングや、新しい部署 / チームでの運用がはじまるタイミングで、いくつかの初期設定や、データ構造を決定する必要があります。

セットアップの手順

初期の環境構築として、以下のような項目を決めておくことで、運用コストを低くし、活用しやすいインサイトデータにすることが期待できます。

  1. インサイトの分類の決定(階層設計)

  2. リサーチフォルダの設計

  3. 対象者データとリサーチタグの設計

  4. インサイトタグの設計

  5. 運用ドキュメントの整備

  6. サービス連携の設定

特定プランで、環境構築の支援や代行を行なっております。
ご興味がある方は、Slack等でCentou担当者までお気軽にお声がけください。

インサイトの分類の決定(階層設計)

得られた顧客インサイト(ユーザーインサイト)を、取り出しやすい状態にするために、いくつかの分類先を用意します。

インサイトの分類先を用意する(階層設計する)ことは、インサイトの全体を冷蔵庫と考えた時に、引き出しを用意するように考えると良いかもしれません。

分類を決めるためには、「自社で得られるインサイトは、どんな軸で分けると、収納しやすく、取り出しやすか?」について考える必要があります。

そして、一般的な分類のパターンには、以下のようなものがあります。

  1. ユースケースごとの分類(例 : 記事を探す/記事を読む)

    • こんなときにおすすめ : ユーザーの利用シーンが複数あり、決まった流れがない事業

  2. サービスの利用ステップごとの分類(例 : 会員登録/商品検索/購入)

    • こんなときにおすすめ : すでに決まった行動フローがある事業

  3. サービスのステークホルダーごとの分類(例 : 企業側/個人ユーザー側、購入者/出品者)

    • こんなときにおすすめ : ステークホルダーが多様な事業

階層構造の設計は、実際にインサイトデータを作成し、分類しながら決めることで、納得感のあるものへと仕上がります。

自社にあった階層設計にお悩みの際は、Centouチームにいつでもお声がけください。

リサーチフォルダの設計

入れるデータの想定に応じて、リサーチフォルダの命名ルールを決めます。

ルールには、以下のようなパターンがあります。入れるデータや顧客接点に合わせ、自社に合った命名規則にしましょう。

  1. データソースごとにフォルダを分ける

    • 例 : 01_ユーザーインタビュー

    • こんなときにおすすめ : 定常的な顧客接点(ユーザー接点)がある場合

  2. プロジェクトごとにフォルダを分ける

    • 例 : pj_ホーム画面リニューアル

    • こんなときにおすすめ : プロジェクトごとに顧客接点をがある場合

対象者データとリサーチタグの設計

「あのお客さんみたいな方をターゲットに...」など、特定顧客や特定セグメントを切り口にした会話が起こる際に、すぐにインサイトデータを取り出せるように、対象者データとリサーチタグの設計をします。

  • リサーチタグ : 属性情報などのメタデータ

  • 対象者データ : いくつかのリサーチタグを組み合わせた特定のユーザーや顧客データ

以下のようにサービス特性や事業特性によって、必要なタグは変わります。

各データの設定方法は、こちらをご覧ください :

インサイトタグの決定

蓄積したインサイトを、さらに取り出しやすくするために、インサイトにタグを設定することができます。

※ インサイトタグは、インサイトの数が増えてから設定しても問題ありません。

たとえば、インサイトタグには以下のような内容を設定します。

用途

タグの例

プロダクト改善

インサイトの種類 / ⭐️ アウトカム

インサイトの種類 / 💥 ペイン

インサイトの種類 / 👀 現状の行動

セールス / マーケ改善

インサイトの種類 / 🤝 受注要因

インサイトの種類 / 👋 解約要因

現状把握・課題特定

機能 / 検索機能

古い情報を省く

ステータス / 🗑️ アーカイブ

運用ドキュメントの整備

インサイトの階層や、リサーチフォルダの命名など、一通りの運用方針が固まってきたら、チームメンバーにも伝わりやすいように、運用ドキュメント(README)を作成しましょう。

運用ドキュメントは、以下のように、社内メンバーがよくアクセスする箇所に作成することをおすすめします。

  • リサーチフォルダに「はじめに」「README」などのフォルダをつくり、運用方針をリサーチファイルとして作成する

  • 社内のドキュメントツールに作成する

サービス連携の設定

Centou上のアクティビティと、日々の業務をスムーズに接続するために、Slack等のツール連携を設定することをおすすめします。

組織内の管理者等に協力を仰ぎながら、サービス連携を進めましょう。

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