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リサーチファイルからインサイト(ファクト)を抽出する
リサーチファイルからインサイト(ファクト)を抽出する
今週アップデートされました

リサーチ情報を記載したら、インサイトを出していきましょう。

インサイトとは

インサイト(ユーザーインサイト)は、Contextual Factsとも呼ばれ、日本語では「(サービスやプロダクトの) 文脈に合った事実」となります。

Centouでは、さまざまな職種が使えるように、以下の情報をまとめて「インサイト」と呼んでいます。

  • ローデータから抽出されたファクト(Centouにおける「インサイト」データ)

  • それらを抽象化したもの(Centouにおける「インサイトグループ」データ)

※ インサイトの詳細な考え方や定義については、こちらのドキュメントをご覧ください)

インサイト抽出のステップ

Centouでは、段階的にインサイトを抽出・整理することができます。

  1. まずは重要そうな事実を抜き出して、具体的で伝わりやすい表現にする (ファクト抽出)

  2. それらをグルーピングしてまとめる

  3. 必要ならさらにグルーピング...

このドキュメントでは、1について扱っており、2, 3については「インサイトの構造化」をご覧ください。

また、ユーザーインタビューからインサイトを抽出する際のステップや考え方については、こちらのドキュメントも参照ください。

リサーチファイルから抽出すべきインサイトの種類

抽象化されたインサイトになればなるほど、ユーザーの欲求や本来の願望を表すようになります。

一方で、具体的なインサイト(事実に近いインサイト)は、いきなり「〇〇したい」とまとめづらい場面も多くあります。

そこで、以下のようにおよそ2つの種類の事実を抜き出すと、高度なインサイトに繋がりやすくなります。

  • 行動に関する事実(例:〇〇した)

  • 感情に関する事実(例:〇〇と思った)

具体インサイト(ファクト)は、「迷ったら出しておく」ように考えることがおすすめです。

関係ありそうな事実は、とりあえず拾っておく、そこから抽象化できたらする、できなかったら様子を見ておく、という漸進的(一度で完結させすぎない)なスタンスにすることで、スピーディーにリサーチサイクルを回していくことが可能です。

良い具体インサイトのためのチェックリスト

以下のチェックリストは、具体インサイトの良し悪しを判断するためのチェックポイントになります。

  • 👍 具体的である : その場のインタビューなどに参加していない人も、情景が思い浮かぶような、表現・言い回しになっている

ひとことでまとめてしまったり、抽象的に書いてしまうと、「同じ行動だけど、意図が違う」といったことが起こり、その後の分析プロセスが正確ではなくなります。

そのため、「なるべく具体的に書く」を心がけましょう。

  • 🔺 飛躍している : 「3時になったから、おかしを食べたんですよ」という発言に対して、「お腹がすいたからお菓子を食べた」と具体インサイトを紐づけるのは飛躍しすぎています。読み取れる範囲で、具体インサイトを紐付けましょう。

操作方法

インサイトの該当箇所を選択

リサーチ情報の中で、インサイト(事業やプロダクトにとって重要そうな事実)に該当しそうな部分を選択し、「インサイトを紐付け」を選択します。

インサイトを紐づける

「紐づけるインサイト」から、インサイトを入力して作成、もしくは作成済みのインサイトを選択します。

インサイトの数が増えてきた場合には、階層やタグで絞り込みを行うと、目当てのインサイトに辿り着きやすくなります。

絞り込みが適用された状態で、インサイトの作成を行うと、作成されたインサイトに絞り込み条件を自動で反映します。

例えば、「Centou EC」という階層で絞り込んでインサイトを作成した場合は、「Centou EC」内に作成したインサイトが配置されます。

インサイトには、補足として「発言のニュアンス」「被験者の性格やバックグラウンド」などを記載しておくと、よりインサイトが伝わりやすいものになります。

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